ご質問への回答集(Q&A)

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軽量化技術と構造性能の最適設計技術   高速計算技術とクラウドコンピューティング

ご質問への回答集(Q&A)

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「最適化企業」FE-DESIGN社による事例紹介:大型成形用プレス機のプルレバーの軽量化

発表者:ドイツFE-DESIGN社 ビジネスディベロップメント Mr. Manfred Fritsch

1. トポロジー最適化の鋳造制約の中立面はどのように設定していますか?
1. モデルの対称面を指定して、削る方向を定義しています。
2. 対応要素の種類(軸対称要素、1次要素、2次要素など)を教えてください。
2. シェル要素及びソリッド要素について最適化が可能です。また、軸対称要素、1次要素、2次要素にも対応しています。設計領域外(最適化対象外)であれば、剛体要素、バー要素、スーパーエレメント要素がFEMモデルに含まれていても問題ありません。

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発表者:ドイツFE-DESIGN社 コンサルタントエンジニア Mr. Chavdar Georgiev

3. 熱応力、伝熱を考慮した最適化について教えてください。
3. 熱応力を考慮した最適化は現バージョン7.1.1にて対応しています。熱伝導解析を考慮した最適化は現在開発中で、次期バージョン7.2に搭載の予定です。
4. TOSCAが対応している目的関数・制約条件、解析範囲を教えてください。
4. 目的関数と制約条件は以下の項目について対応しています。但し、ソルバや最適化種別によって対応状況が異なりますので、詳細はお問い合わせください。
体積、歪エネルギー総和、固有振動数、応力、変位・回転角、重心位置・慣性モーメント、反力・反力モーメント、内力(断面通過力)、塑性歪、疲労損傷度・安全率、 接触圧、周波数応答値(音圧、振幅、位相、速度、加速度、面速度)

また、解析範囲は以下の項目について対応しています。
線形静解析(含:熱荷重)、非線形解析(接触/材料/大変形)、固有振動数解析、周波数応答解析、耐久性(疲労強度)解析、その他(異方性材料)
5. 形状最適化において、Rの形状を維持しながら最適化するにはどのような設定が必要ですか?
5. R部の節点群が連動して動くようにすることが可能です。はじめに、Rの中心点に円筒座標を作成します。次に、R上の点が半径方向に対して連携するように設定します。

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発表者:ドイツFE-DESIGN社 コンサルタントエンジニア Mr. Chavdar Georgiev

6. ワークステーション上にあるTOSCAと計算サーバ上にあるソルバと連携して最適化することは可能ですか?
6. 可能です。デフォルトではTOSCAはワークステーション上のソルバ実行ファイルを参照します。連携するためには、そのソルバ実行ファイルにの代わりに、計算サーバ上にあるソルバを実行させるバッチファイルに置き換える必要があります。
7. 計算サーバと連携する際、ワークステーションと計算サーバの間でファイルのやり取りは発生しますか?
7. 発生します。TOSCAによる形状変更を反映したインプットファイル及びFEM解析結果ファイルについてファイルがやり取りされます。特に、結果ファイルは容量が大きいのでそのコピーに時間がかかり、またネットワークが混雑する要因となるため注意が必要です。可能ならば、TOSCAを計算サーバにインストールして最適化を行う方が最適化計算時間を短くすることが出来ます。

※ご発表者様の許可を頂いた上で掲載させて頂いているため、全ての発表のQ&Aを掲載しておりませんので何卒ご了承願います。

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