
2011年1月
株式会社ヴァイナス
代表取締役社長 藤川 泰彦
新年あけましておめでとうございます。
平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2008年のリーマンショック以降、日本経済は鉱工業生産指数等からみて未だに完全な復帰を果たせないままになっており、政治経済が混迷するなかでわが国の製造業は付加価値が高い製品開発と生産性の向上を国際的にリードすべく従来倍増の努力を課せられている時代と考えます。
そういったなか、ユーザー様が高品質・高性能な製品を短期間で開発しグローバル競争に勝利することを、豊富な経験に基づくノウハウと強力なソフトウェア製品によりご支援するのが当社の使命であると考えております。
当社では“Best Partner for Best Solution ! ”のサービス理念のもと、設計の各プロセスにおいて最適なパフォーマンスを発揮するソリューションを組み合わせることで、対投資効果が高いシステム構築をご提案し、円滑な導入と運用を支援するサービスの体制を強化しております。
こういった活動の結果、当社の昨年度の業績は対前年度比 約10%の売上増となり、なかでも設計コンサルティングサービスについては対前年度比 約54%増と大幅に上昇しました。これは当社の設計支援サービスを多くのユーザーの方々に高くご評価頂いたものと深く感謝いたしております。
本年はCFDにおいてはエンジン燃焼やターボ機械の複雑な物理現象を迅速確実に捉える専門ソルバのサポートやコンサルティングエンジニアの増員強化を行います。さらに、大規模化するCFD解析のために並列可視化やグラフィック性能を大幅に強化したFieldView新バージョン(V13)のリリース、複雑形状に対応する強力なメッシュジェネレータ(Pointwise V16)、流体性能最適化のための簡素かつ強力な新バージョン(SCULPTOR V2.4)のリリース、そして構造最適設計システム(TOSCA V7)を利用した軽量化のためのコンサルティングサービス体制を強化します。また当社が長年開発を続けている高速計算・並列計算技術もさらに適用範囲を拡張しユーザー様の計算環境の強化のための支援サービスも充実させます。
ユーザー様からサポートのご要望を頻繁に頂くオープンソースソフトウェアについては、当社の調査では北ヨーロッパでは自動車や重工業分野の設計において利用しているCFDソルバの60%がオープンソースコードを実務的に設計に利用しているという実態を確認しているため、一朝一夕にオープンソースが運用を支配できるものではありませんが、当社ではオープンソースソフトウェアに関わるサポートサービス体制を整備強化してまいります。
以上、本年2011 年が「日本製造業の勝利の年」となりますよう、当社では技術力と営業体制の強化、それによる質の高いサービスの充実に努力し、当社スタッフ全員で全力で“Best Partner for Best Solution !”を推進してまいります。
皆様のますますのご発展とご健勝を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
■CAE/CFDの業務効率化のための製品とサービス
最新情報は下記ご案内のURLをご参照願います。
・Gridgen /seihin/gridgen/
・Pointwise /seihin/pointwise/
・FieldView /seihin/fieldview/
・TURBODesign /seihin/turbodesign/
・CONVERGE /seihin/converge/
・CRUNCH CFD /seihin/crunch/
・TOSCA /seihin/tosca/
・SCULPTOR /seihin/sculptor/
・Oofelie::PiezoElectric /seihin/oofelie/
・TransMagic /seihin/transmagic/
・Super Matrix Solver /seihin/sms/