軽量化と短期開発のための最適設計・ワークフロー高度化最新技術セミナー

ご質問への回答集

1.TOSCA Fluidで層流状態の流路最適化は可能ですか?
1.可能です。ただどのような特性に注目するかによって結果は異なります。
2.鋳造湯流れ解析や樹脂流動解析等の生産技術系のソフトとの連携は可能ですか。また、その予定はありますか?
2.生産技術系のソフトとの連携は出来ません。
汎用構造解析ソルバ(Abaqus, ANSYS, MSC Nastran)のとの連携のみが可能です。また、将来対応予定は現在御座いません。
3.TOSCA Shapeを用いて、形状変更が可能な部位と応力等を低減したい部位が異なる場合の最適化計算は可能ですか?
3.明確な相関関係が形状変更可能部位と応力低減対象部位の間に成立する場合等の特定の問題に対しては、現バージョンで搭載されているコントローラ法の形状最適化でも対応可能です。
TOSCA8.0にて搭載予定の感度法の形状最適化では、上記のような明瞭な相関関係が見られない問題でも、広く対応可能となる予定です。
4.TOSCA8.0で搭載予定のTOSCA morphのモーフィング機能の用途はなにですか?
4.エギゾーストマニホールド等のように熱と構造が強く連成する現象のパラメトリック最適化検討に使用します。
5.TOSCA StructureとTOSCA Fluidを連携させた事例はありますか?
5.現時点では公開できるものは御座いません。
6.ソルバとTOSCAの役割を教えてください。
6.ソルバはFEM解析を実行し、TOSCAは最適化計算により形状を変更します。
7.コンサルはどの程度の費用がかかりますか?
7.費用は都度お見積とさせて頂いていますが、一般的な話としては、難易度の低い検討は、実施計画書とFEMモデルの作成、最適化計算の実行、報告書の作成、報告会対応のフルセットで200万円前後、難易度が高い検討では、6ヶ月で数千万円となる場合もございます。作業の分担により価格を調整することも可能です。
8.設計空間が異なると最適化形状が異なるのは何故ですか?
8.コントローラ法の最適化計算の進め方は、制約条件の体積を一定の割合で削減しながら、各ステップで歪エネルギー最小となる形状を導出するため、最適化の途中形状が類似でも、初期形状や体積制約、メッシュサイズや繰返し計算回数等の条件に影響を受け、最終形状が異なる場合があります。
9.コントローラ法のトポロジ最適化で設計領域の取り方で最終形状が異なる場合、どのように設計案を導きますか?
9.一般的な結果利用方法としては、重量効率が最も良いステップの最適化形状を設計案として採用します。重量効率が最も良いステップは、一般的にトポロジが変化する直前のステップであることが多いです。
10.設計領域を可能な限り大きくとると問題がおきる場合があるとのことですが、どの様な場合が考えられますか?
10.経験上、体積制約が小さすぎる場合に、問題が起こることが多いです。
特に、振動や音圧を検討する場合は解析が進むにつれてモードが増加しモードトラッキングが適切に機能しない場合があります。
11.ANSYS Workbench上でTOSCAの条件設定や結果確認ができる新GUIであるTOSCA Extension for ANSYS Workbenchは、どのバージョンから対応可能ですか?
11.TOSCA v7.3、ANSYS 14.5からです。
12.最適化用FEMモデルを作るのにTOSCAのGUIは必要ですか?
12.TOSCA GUIは必要ありません。普段設計で使い慣れたプリプロセッサを用いて、FEMモデルのご用意をお願いします。
13.TOSCA Extension for ANSYS Workbenchは、ANSYS Design Spaceに対応可能ですか?
13.ANSYS DesignSpaceには対応していません。それ以上の以下の製品にて動作可能です。
・ANSYS Mechanical
・ANSYS Structural
・ANSYS Professional NLS
・ANSYS Professional NLT
14.AbaqusにはATOMという最適化機能が搭載されていますが、TOSCAとの違いは何ですか?
14.TOSCAもATOMもFE-Design社が開発しました。TOSCAとATOMの主な違いは以下の通りです。
・ATOMにはビード最適化機能が搭載されていません。
・形状最適化でTOSCAは疲労寿命が考慮できますが、ATOMではできません。
・TOSCAは、AbaqusだけでなくANSYSやMSC Nastranと連携することが可能ですが、ATOMには出来ません。
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