開催レポート

ご挨拶 - 株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦   セミナーの模様   デモンストレーションの様子
ご挨拶 - 株式会社ヴァイナス
代表取締役社長 藤川 泰彦
  米国Phoenix Integration社 研究開発部ディレクター
Dr.Scott Ragonのセッション
  CCNVのデモンストレーション

本年2月28日(木)に、Phoenixの開発元である米国Phoenix Integration社より研究開発部ディレクターのDr.Scott Ragonを招聘し『最適設計ワークフロー高度化効率化とクラウド・コンピューティング実用化セミナー』をAP品川にて開催し、航空・宇宙、自動車、重機械工業、精密機械、電気・電子、情報、研究機関、大学など幅広い業界から多数のご参加を頂きました。
当セミナーでは、Phoenoix ModelCenter/CenterLinkによる複雑大規模なシュミレーション・ワークフローの構築事例や、グローバルな拠点に分散している計算サーバで稼動している複数の解析アプリケーションの統合事例、MBSEModel-based Systems Engineering)の適用事例などをご紹介しました。
また、米国Sandia国立研究所が開発したオープンソース型多目的最適設計システム「DAKOTA」に関しては、水陸両用ホバークラフト搭載ファンの軸動力低減事例などの適用事例を紹介すると同時に、弊社が提供しおりますワークフロー構築受託業務などのサービスをご説明致しました。
さらに、3月1日に製品リリースと販売を開始した弊社開発製品であるマルチプロバイダ対応クラウドコンピューティング業務支援システムCCNV-Suite 1のご紹介と、i-Padを使用して、弊社が提唱するタブレット・エンジニアリングのデモンストレーションをご覧頂きました。

セミナー参加者の方々からは、アンケートや会場でのお話を通じて次のようなご要望・ご相談などを頂き、早速弊社より課題解決のご提案をさせて頂いております。
・解析業務プロセスの統合と自動化へのPhoenixの適用を検討したいので、ボーイングやロッキードにおける適用事例を詳しく知りたい。
・Phoenixを設計パラメータスタディ、設計最適化、シミュレーションデータ管理ての適用を考えているので、一般の最適化ツールとの
 比較と特長、ライセンス形態を教えてほしい。
・DAKOTAの実験計画法による数値実験、応答曲面近似、遺伝的アルゴリズムなど機能を実業務で利用したい。
・CCNC-Suite 1はVINASのノウハウ・経験に裏打ちされた使い易い業務支援ツールだと思う。

当日のセミナー内容に関するご質問やご要望は、下記までお問合せ頂ければ幸いです。

【お問合せ先】
株式会社ヴァイナス 営業部 (営業時間:平日9:30~18:00)
【本社】TEL: 06-6440-8111(代) 【東京支社】TEL: 03-5791-2643(代)

開催レポート

Phoenix 多目的最適設計プロセス統合化システム

1.ModelCenterを利用するにあたって、連携する解析ソフトウェアは同じマシンにインストールする必要はあるのでしょうか?
1.ModelCenterから離れた場所でご利用いただけます。AnalysisServerを実行できるマシンでネットワークに接続されている状況であれば利用可能です。
2.内製のプログラムはどうやって組み込むのですか?
2.テキスト形式のファイルで入出力しているプログラムの場合には、標準機能のQuickWrapコンポーネントを使ってパラメータ設定を行うことでワークフローに組み込んで使うことができます。カスタマイズの必要はありません。
3.パラメータとして扱えるのはどのような種類のデータですか?
3.一般的な、数値、文字列などに加え、ファイルのパスもパラメータとして扱うことができます。構造化されたデータは、一つのパラメータとして扱うことができません。
4.ライセンスの形態は?
4.名前登録制のフローティングライセンスを提供しています。登録数には制限はありません、同時起動する数でコントロールしています。
5.ファイル転送はどういうタイミングで行われるのですか?
5.各コンポーネントを実行する際に、ModelCenterから入力ファイルを指定した計算リソースに転送、計算実行後、計算りそーすから出力ファイルをModelCenterに転送します。この動作は、設定により計算リソースに置いたまま計算実行することもでき、この設定を利用することで、繰り返し計算時などにファイル転送のロスを防ぐことができます。
6.CenterLinkのWEBインファーフェイスはカスタマイズできますか?
6.WEBインファーフェイスは各コンポーネント毎にWEB用のインファーフェイスを持っています。これらを細部に渡ったカスタマイズすることはできませんが、プラグインとして扱い、専用のWEBを作成することはできます。

DAKOTA オープンソース型多目的最適設計システム

1.LGPLとはどのようなものですか?ライセンスを付与されるのですか?
1.オープンソースソフトウェアを利用するにあたっての規約の様なものとお考えください。ソフトウェアを改変して、対外的に配布する場合は公開しなければならない、などの制限が設けられています。しかし、社内でご利用の範囲であれば、制限無く自由にお使いいただけます。
2.DAKOTAをWindows上で使おうとする場合、Cygwinが必要ですか?Cygwinを使うのに費用がかかるのでしょうか?
2.Window版であっても、基本的にはCygwin上でUnixまたはLinux環境相当のプラットフォームで動作します。Cygwinはフリーソフトウェアで費用はかかりません。
3.仮想環境で利用可能でしょうか?
3.はい。OpenSuSEやUbuntuで使用した実績があります。

CCNV マルチプロバイダ対応クラウドコンピューティング業務支援システム

1.エディタで編集できるファイルサイズの上限はあるのでしょうか?
1.このエディタはパラメータサーベイ用で、パラメータを変更しながらジョブを投入するための簡単な編集を行うことが主な目的でありますので、この目的が満足する範囲でお使いいただけます。
2.ストレージサービスに関して、震災など災害の時のバックアップはどのような体制でしょうか?
2.計画としては、異なるプロバイダかつ物理的に離れた場所のストレージとの間でミラーリングを行う形ですので、ご安心してお使いください。
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