クラウドコンピューティング環境に対応したFrontFlow/blueの設計実務セミナー

ご好評のうちに本会は終了いたしました。
ご要望の声多数につき、2回目の開催を企画しておりますので近日中にお知らせ致します。

ご挨拶

平成24年6月吉日
株式会社ヴァイナス
代表取締役社長 藤川 泰彦

拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格段のお引き立て を賜り厚く御礼申し上げます。

FrontFlow/blueは、東京大学 生産技術研究所 加藤 千幸教授のもとで開発されたLESに基づく汎用流体解析ソフトです。その特長として、 非定常流れの高精度かつ短時間での予測が上げられ、主にターボ機械内部流れや空力騒音の予測において数多くの実績をあげています。

この度、FrontFlow/blueとクラウドコンピューティング環境におけるCFD設計業務をテーマとした『クラウドコンピューティング環境に対応したFrontFlow/blueの設計実務セミナー』を、東京大学生産技術研究所様主催、財団法人計算科学振興財団、株式会社ヴァイナスの共催により開催させて頂く運びとなりました。

今回のセミナーでは、業界初の取り組みとして、皆様の研究開発・設計現場でのクラウドコンピューティング環境を利用したFrontFlow/blueの実行を想定し、FOCUSスパコンシステムと株式会社ヴァイナス内PCをリモートで接続し一般企業の利用環境と同様のネットワーク環境を使用します。

セミナー・演習では、FrontFlow/blueの実行のため、財団法人計算科学振興財団様のご協力のもとFOCUSスパコン上で合計48ノード(576コア)を使い、小型ファンモデルを題材にPointwise17によるメッシュ生成から、FrontFlow/blueでの非定常流れ場解析、FrontFlow/blue-ACOUSTICSでの音響解析、FieldView13.1による大規模解析可視化まで、クラウドコンピューティング環境を利用したCFD設計実務の一連の作業をご体験頂くことができ、日々の設計業務への適用を想定した実践的な内容となっております。

ご多忙中かと存じますが万障お繰り合わせの上、是非ご参加願います。

敬具

開催概要

開催日時 2012年7月13日(金)  10:00-17:10(受付開始 9:30~)
会場変更のご案内
大阪国際会議場(グランキューブ大阪) 7階 702会議室
※計画停電実施可能性につき公共交通機関の運行状況をよくご確認の上、ご来場をお願いします。

住所:大阪市北区中之島五丁目3番51号
主催 東京大学 生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター
共催 (財)計算科学振興財団、(株)ヴァイナス
参加費 無料(但し、事前登録を要します。)
※ベンダー様につきましては参加をお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承願います。
募集人員 最大30名
受講対象者 FrontFlow/blueに関し:
・研究や設計業務に適用するため本格的な利用を検討中の方
・コンパイルや初期システム設定を短時間で行いたい方
・計算実行において精度と安定性確保に必要なデータ作成と効率的なポスト処理を学びたい方
・スパコン上でデータ作成・解析・ポスト処理を一気通貫で実行し実務作業におけるパフォーマンスの
  大幅な向上を計りたい方
参加お申込み方法 満席につき受付を終了しました。近日中に追加開催をお知らせ致します。
※1社につき2名様までのお申し込みとさせて頂きます。
※参加人数に限りがございます。お早めに申し込み願います。
※お申込多数の場合、マシンをお客様お二人で共有いただく場合がございます。予めご了承願います。

演習の概要(予定)

Pointwise 17

流体解析用 高品質メッシュジェネレータ Pointwiseは、初めてでも判りやすい直感的な操作感を兼ね備えたメッシュジェネレータです。優れたコントロール性により解析業務の効率化とソルバの計算性能向上を実現します。FrontFlow/blueをはじめとしたCFDソルバへ広く対応しています。本セミナーでは、小型ファンモデルへの流れ場解析用メッシュ生成のデモンストレーションのあと、音響解析用メッシュ生成の演習を通じて具体的な操作方法をご説明します。

FrontFlow/blue-Ver.7.2

FrontFlow/blueは非圧縮流体の非定常流動を高精度に予測可能なLarge Eddy Simulation(LES)に基づいた汎用流体解析コードです。形状適合性に優れた有限要素法による離散化を採用し、ファン/ポンプ等の流体機械や複雑形状周りの非定常乱流解析および流れから発生する騒音の予測が可能です。本セミナーでは、FrontWorkBenchを介したFrontFlow/blue入力データの作成、FOCUSでの並列計算、解析モニタリングなどを行なっていただけます。

FrontFlow/blue-ACOUSTICS-Ver.2.2

FrontFlow/blue-ACOUSTICSでは、流体解析により計算された音源データを入力データとし、周波数ごとにHelmholtz方程式を解くことにより、空力騒音を予測することができます。
本セミナーでは、FrontFlow/blueで計算した非定常流れ場の解析結果とPointwiseによる音響解析用メッシュを用いて、小型ファンで発生する騒音レベルを予測を実習でご説明します。

FrontWorkBench Ver.2.0.0

FrontWorkBenchは次世代ものづくりシミュレーションシステム統合インターフェースです。FrontFlow/blue・FrontFlow/blue-ACOUSTICSでの解析における前処理、入力ファイル作成、並列計算設定、計算実行、解析結果処理まで一連の作業を簡単な操作のGUIで実現することができます。

FieldView 13.1

最新バージョンのFieldView 13では、グラフィックスピードの大幅な向上かつ大規模並列計算の可視化に群を抜いたパフォーマンスを実現しました。さらにデータマネジメント新機能「XDBワークフロー」によりFrontFlow/blueによる大規模非定常解析データの可視化を劇的に効率化します。本セミナーでは、非定常流れ場解析、音響解析の各データをFOCUSサーバー上でバッチ処理することによりXDBワークフローを実現し、大規模データに対する効率的な可視化評価などを体験頂けます。

CCNV

CCNV(Cloud Computing Navigation System)は、ヴァイナス開発の使いやすくセキュリティレベルが高いクラウドコンピューティング環境に対するリモート実行支援システムです。特にFOCUSでの利用を念頭に開発されており、本セミナーの実習時に使用します。クライアント機とFOCUS間のデータ転送やジョブの実行を簡便に行います。

FOCUSについて

FOCUSはFoundation for Computational Science(財団法人 計算科学振興財団)の略称です。京速コンピューター「京」の活用を図るため、研究開発および産業利用の推進並びに広く普及啓発を行うことにより、計算科学分野の振興と産業経済の発展に寄与する目的で、平成20年4月に神戸市 ポートアイランドの計算科学センタービル内に設立されました。
詳細は、下記をご参照ください。
URL : http://www.j-focus.or.

セミナープログラム(予定)

9:30-10:00 受付
10:00-10:15 オープニング
株式会社ヴァイナス
代表取締役社長 藤川 泰彦
FOCUSのご紹介
財団法人計算科学振興財団
専務理事 安井 宏様
10:15-11:30 FrontFlow/blue・FrontFlow/blue-ACOUSTICS・FrontWorkBench
Pointwise・FieldViewの概要ならびに演習内容のご説明
みずほ情報総研株式会社
株式会社ヴァイナス
11:30-12:30 昼休憩
12:30-16:50 小型ファンモデルを対象とした流れ場解析と音響解析演習
・Pointwiseによる6面体メッシュ生成演習
・FrontWorkBenchによる解析入力データの作成演習
・FrontFlow/blueによる流れ場解析実行
・FrontFlow/blue-ACOUSTICSでの音響解析実行
・FieldViewによる流れ場・音響解析可視化演習
・総合Q&A
みずほ情報総研株式会社
株式会社ヴァイナス
16:50-17:10 クラウドコンピューティング時代の大規模解析を実現するFrontFlow/blue
東京大学生産技術研究所
革新的シミュレーション研究センター
センター長・教授 加藤 千幸様

※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

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