高機能・高精度流体解析ソルバ CRUNCH CFD

乱流解析の基礎検証

NASA風洞による乱流測定結果を用いて、CRUNCH CFD V2.5.2のSST k-ω乱流モデルによる解析結果の精度検証を行いました。図1は実験対象であり、空洞を有する2次元こぶ周りの速度、圧力の検証を行いました。入口マッハ数は0.1であり、弱い圧縮性があります。CRUNCH CFDを用いて圧縮性2次元の乱流解析を実施しました。図2はこぶで剥離した流れの再付着位置の比較であり、測定値に近い解析結果が得られています。図3、図4はこぶ頂上付近での主流方向速度と垂直方向速度です。CRUNCH CFDの解析結果は測定値と定量的に良く一致しています。図5は壁面上圧力の比較であり、圧力基準点での圧力値をゼロとして表示しています。CRUNCH CFDの解析結果と測定値の一致はおおむね妥当です。ここで引用した基礎検証問題から、CRUNCH CFDによる乱流解析の精度が良好であることが示されました。

乱流解析の基礎検証