CFD受託解析

CRUNCH CFD 受託解析事例:コンプレッサ解析

コンプレッサー解析のベンチマーク事例です。

RWTHアーヘン大学の実験値に対応して、3.5ステージの軸流コンプレッサ解析をCRUNCH CFDで行いました。本検討は入口ガイドベーン(IGV)とローター、ステーターの3要素が含まれ、複数モジュール(全部で7段)の解析です。 ローターモジュールは回転座標系で計算され、IGVおよびステーターモジュールは固定座標系で計算されました。実験値と非常によく一致する計算結果となっています。

モジュールの間に混合平面インターフェース境界条件を設定し、陰解法ガウス-ザイデルソルバーと壁関数を使用したk-ε乱流モデルを適用して計算を行いました。

他のソフトでの計算時には、出口ガイドベーン(OGV)ステータブレードで流れが剥離する結果となりましたが、CRUNCH CFDの結果では、流れが付着したままであることを正確に予測できました。


図1.上:3次元CAD 下:計算用格子
 
図2.上:圧力分布 下:マッハ数分布
 

図3.出口ガイドベーン(OGV) の圧力分布(解析結果と実験結果の比較)