ターボ機械流体設計統合システム TURBOdesign Suite

TURBOdesign Suite 6.4 新機能のハイライト (v6.4 2018年2月1日リリース)

TURBOdesign Suite 6.4 機能強化一覧

TURBOdesign Suite 6.4へのバージョンアップに伴い、以下の機能強化・改善が行われています。

ターボ機械1次元設計・子午面形状設計モジュール「TURBOdesign Pre」の機能拡張

  •  多段遠心圧縮機段落の1次元(子午面)設計が可能に
  •  データ出力機能を強化。TURBOdesign1との連携を強化
  •  実ガステーブル(rgpファイル)を用いた圧縮性流体の取扱いが可能に
  •  実ガス対応が単段および多段の遠心圧縮機設計機能に拡張
  •  関連データで扱う単位系の一貫性を見直し

非粘性流れ3次元逆解法翼設計モジュール「TURBOdesign1」の機能拡張

  •  プログラム構成を見直し、TURBOdesign1の設定プログラムと逆解法ソルバを分割
  •  前後縁修正機能において、*.lt ファイルを入出力する機能を追加
  •  geoファイルからIGES表面形状データへの変換機能においてストレートフィラメントを設定できるオプション機能を追加
  •   TD1で扱う子午面形状データ(mri形式)の編集ウインドウの見易さ・使い易さが向上
  •  子午面変数形式のM4形式を追加
  •  翼厚分布設定画面において流れ方向に異なるスパン方向翼厚さ分布を設定できる機能を追加

逆解法との連携による多目的最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」ならびにANSYS Workbench用TURBOdesign統合モジュール「TURBOdesign WB」の機能拡張

  •  TURBOdesign1の機能向上に対応
  •  TURBOdesign WBでTD 3DLab の一定フィレット径設定に対応

STAR-CCM+用TURBOdesign統合モジュール「TURBOdesign Link-CCM+」の新規搭載

既存設計モデルとの連携用データ変換・形状修正モジュール「TURBOdesign CAD」の機能拡張

  •  xyz座標の翼面上点列データからgeoファイル形式への変換をスムーズにするタグ設定が可能に

インペラ・ボリュート/スクロールのソリッドモデル作成CADモジュール「TURBOdesign 3DLab」の機能拡張

  •  TURBOdesign workbenchやTD1との連携による構造最適化における翼付け根のフィレット径設定機能追加
  •  Star-CCM+やANSYS製品にて取扱い可能な形式で、流路部分のソリッドモデルを出力可能に
  •  バッチによるバックグラウンド実行機能を追加

ボリュート/スクロール設計モジュール「TURBOdesign Volute」の機能拡張

  •  IGESへの出力機能が改善され、特に舌部周辺形状の生成のロバスト性が向上
  •  ボリュート断面積の回転方向分布表示機能において、舌部付近の取扱いが可能に
  •  IBL形式への出力において、[m][mm][inch]の各単位の取扱いが可能に
  •  形状出力機能が強化され、角に丸みが付いた台形断面で出力形状の品質が向上
  •  出力ソリッドモデルの改善
  • など

※ 各機能の詳細はこの後の各セクションをご覧下さい。

ターボ機械1次元設計・子午面形状設計モジュールTURBOdesign Preの機能拡張

● 多段遠心圧縮機段落の1次元(子午面)設計が可能に

TURBOdesign Preの遠心圧縮機設計機能が、最大20段までの複数段落に対応できるようになりました。下図では3段の遠心圧縮機の設計例を示しています。

3段の遠心圧縮機子午面形状のTURBOdesign1子午面設定画面での表示

▲ TURBOdesign Preで設計した3段の遠心圧縮機子午面形状のTURBOdesign1子午面設定画面での表示

● データ出力機能を強化。TURBOdesign1との連携を強化

1次元設計結果を、TURBOdesign1で読込可能な形式で出力するための機能が新たに搭載され、TURBOdesign Pre からTURBOdesign1へのデータの受渡しや設定が非常に効率的に行えるようになりました。

● 実ガステーブル(rgpファイル)を用いた圧縮性流体の取扱いが可能に

TURBOdesign Preの遠心圧縮機設計機能において、実在気体の物性を、rgp形式のファイルにより設定することが可能となりました。

● 実ガス対応が単段および多段の遠心圧縮機設計機能に拡張

上記の実在気体物性対応は、単段だけでなく、多段の遠心圧縮機設計機能に適用可能となっております。(実在気体物性対応機能が当初搭載されたTURBOdesign Suite 6.3では、実在気体対応は単段のみの対応となっておりました)

● 関連データで扱う単位系の一貫性を見直し

TURBOdesign Preにおける単位系の整合性を見直して、設定の際に使用した単位を、計算結果を出力するレポートでも使用する様に改善いたしました。

非粘性流れ3次元逆解法翼設計モジュールTURBOdesign1の機能拡張

● プログラム構成を見直し、TURBOdesign1の設定プログラムと逆解法ソルバを分割

TURBOdesign1の設定プログラムと逆解法ソルバのGUIを分離して、プログラムの構成を見直し、GUIバージョンとスクリプトバージョンの間での逆解法計算結果形状の整合性を改善いたしました。この変更に伴い、次の2点の機能追加を行いました。

1) スクリプトバージョンにおける実在気体の取扱い

TURBOdesign1のスクリプトバージョンにて実在気体設定が有効となり、rgpファイルを扱うプロジェクトデータを用いた逆解法の自動計算が可能となりました。本機能の搭載により、作動流体の物性を実在気体として扱う圧縮機の最適化設計が可能となりました。

2) スクリプトバージョンにおけるNACA翼型厚さ分布の取扱い

TURBOdesign1のスクリプトバージョンにてNACA翼型の定義方法による翼厚さ分布設定が有効となりました。本機能の搭載により、NACA翼型を断面に持つ逆解法計算羽根の最適化設計が可能となりました。

v6.4のTURBOdesign1における、逆解法ソルバ実行画面

▲ v6.4のTURBOdesign1における、逆解法ソルバ実行画面

● 前後縁修正機能において、*.lt ファイルを入出力する機能を追加

前後縁修正ウインドウからスクリプトモードで使用する設定ファイル(*.ltファイル)の出力、ならびに*.ltファイルを前後縁修正ウインドウに読込みGUIに設定を反映させることが、それぞれ可能となりました。

● geoファイルからIGES表面形状データへの変換機能においてストレートフィラメントを設定できるオプション機能を追加

TD1から出力されたIGESサーフェスモデルの品質が、GUI版・スクリプト版の両方にて向上しました。また、直線フィラメント設定の機能も追加いたしました。

● TD1で扱う子午面形状データ(mri形式)の編集ウインドウの見易さ・使い易さが向上

TURBOdesign Suite 6.2にて一新された子午面形状の読込・設定ウインドウの操作性を改善しました。

● 子午面変数形式のM4形式を追加

スプライン制御点により任意に子午面流路形状を規定する変数に関して、新たにリターン流路を持つ多段遠心型の子午面を規定する「M4」形式が追加されました。流路の位置、幅、向きをそれぞれ規定するための参照点を、流れ方向に設定する断面数を規定し、参照点の位置が形状を規定する変数となります。この機能追加により、多段遠心ポンプや多段遠心圧縮機の逆解法計算の適用が可能となります。

オリジナル流路形状

(a) オリジナル流路形状

1変数だけ変更した状況

(b) 1変数だけ変更した状況
▲ M4規定のパラメータによる子午面形状の設定

● 翼厚分布設定画面において流れ方向に異なるスパン方向翼厚さ分布を設定できる機能を追加

スプライン制御点により任意に子午面流路形状を規定する変数に関して、新たにリターン流路を持つ多段遠心型の子午面を規定する「M4」形式が追加されました。流路の位置、幅、向きをそれぞれ規定するための参照点を、流れ方向に設定する断面数を規定し、参照点の位置が形状を規定する変数となります。この機能追加により、多段遠心ポンプや多段遠心圧縮機の逆解法計算の適用が可能となります。

翼厚さ設定ウインドウにおける流れ方向・スパン方向の厚さ分布規定状況

▲ 翼厚さ設定ウインドウにおける流れ方向・スパン方向の厚さ分布規定状況

逆解法との連携による多目的最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」ならびにANSYS Workbench用TURBOdesign統合モジュール「TURBOdesign WB」の機能拡張

● TURBOdesign1の機能向上に対応

TURBOdesign1のスクリプトバージョンでの機能向上に伴い、TURBOdesign Optima、ならびにTURBOdesign WBの両モジュールでも、下記(1)~(3)をそれぞれ扱う逆解法計算を伴うワークフローならびに最適化の実行が可能となりました。
(1) 実在気体データ(rgpファイル)
(2) NACA翼指定の翼厚分布設定
(3) 子午面変数形式のM4形式

● TURBOdesign WBでTD 3DLab の一定フィレット径設定に対応

TURBOdesign WB において構造解析を用いた最適化を実行する際、翼のハブ・シュラウドとの接続部が全長にわたり一定のフィレット径を持つ翼形状を扱うことが可能となりました。本機能は、TURBOdesign 3DLabの機能追加に伴い、新たに搭載されたものです。

STAR-CCM+用TURBOdesign統合モジュール「TURBOdesign Link-CCM+」の新規搭載

TURBOdesign1による翼設計機能とStar-CCM+によるCFDソルバ実行、TD 3dLabによるソリッドCAD形状モデル変換を接続したワークフロー実行機能を持つモジュールが新たに誕生しました。
このモジュールにより、TURBOdesign Optimaを介して複数の運転点の解析を含むワークフローを設定・実行し、効率値など、STAR-CCM+で計算される目的関数(応答値)データを取出して、最適化を実行することが可能です。
翼負荷分布、スタッキングなどの設計変数付与と最適化計算はTURBOdesignにより行われ、Star-CCM+によるCFDソルバ実行のためのワークフローをTURBOdesign Link-CCM+により実現しました!

TURBOdesign Link-CCM+による最適化システムフロー

▲ 図:TURBOdesign Link-CCM+による最適化システムフロー
TURBOdesign1, TURBOdesign 3DLab, STAR-CCM+の連携によるワークフローを利用した最適化をTURBOdesign Optimaで実行、TURBOdesign Link-CCM+で全体を制御

既存設計モデルとの連携用データ変換・形状修正モジュール「TURBOdesign CAD」の機能拡張

● xyz座標の翼面上点列データからgeoファイル形式への変換をスムーズにするタグ設定が可能に

翼面上の点列座標をXYZの直交座標系で扱うデータを入力する際に、前後縁の位置を認識するためのタグを設定して、geoファイルへの変換をサポートする機能が追加搭載されました。タグが定義されていない場合は、前のバージョンのデータとして扱い、前後縁位置を自動認識するように動作します。

インペラ・ボリュート/スクロールのソリッドモデル作成CADモジュール「TURBOdesign 3DLab」の機能拡張

● TURBOdesign workbenchやTD1との連携による構造最適化における翼付け根のフィレット径設定機能追加

TURBOdesign 3DLabにTURBOdesign1の逆解法計算結果として出力されたgeoファイルをインポートする際に、翼の付け根またはシュラウドとの接続部に一定フィレット径を設定した形状モデルの生成が可能となりました。このフィレット設定機能により、TURBOdesign1, TURBOdesign WB, ならびにANSYS Workbenchを用いた多領域最適化(MDO)における構造解析を実行する際に、より良い応力値を得ることが期待できます。
本機能は、geoファイルの形式で翼形状をインポートするGUIの設定機能の中に含まれます。また同様に、TURBOdesign WBでの自動実行設定画面でソリッドモデル生成の設定を行う時も本機能の利用が可能であり、両ケースにおいて、翼とハブ・シュラウドの接続部のフィレット径を定義することができます。

ハブ付け根にフィレットのついた羽根形状出力例

▲ 図:ハブ付け根にフィレットのついた羽根形状出力例

● Star-CCM+やANSYS製品にて取扱い可能な形式で、流路部分のソリッドモデルを出力可能に

流れ解析でメッシュを切る対象となる、流路部分のソリッドモデルを生成する機能が新たに搭載されました。モデルの生成は自動実行することができ、ワークフローに組み込むことが可能です。また、流路を区切るパーティションの設定が可能であり、例えば解析条件設定の際に、回転する領域と回転を考慮しない領域に分割する、などの設定を行うことができます。本機能ではTURBOdesign Link-CCM+との連携で、流体解析メッシュ生成のためのジオメトリ出力を行うことが可能です。

圧力比性能

▲ 図:TURBOdesign 3DLab新機能による流路部分のジオメトリ作成例

● バッチによるバックグラウンド実行機能を追加

TURBOdesign 3DLab, TURBOdesign Optimaならびに、TURBOdesign Link-CCM+またはANSYS Workbenchとの連携による最適化の実行の際に、TURBOdesign 3DLabをGUI無しのバックグラウンドで自動実行することが可能となりました。

ボリュート/スクロール設計モジュール「TURBOdesign Volute」の機能拡張

● IGESへの出力機能が改善され、特に舌部周辺形状の生成のロバスト性が向上

TURBOdesign Voluteでの形状計算結果として出力されるIGESサーフェスモデルの品質が、とりわけ舌部周辺の領域において、改善されました。IGESサーフェスモデルの生成に要する時間も、前バージョンのTURBOdesign Voluteと比較して、大幅に短縮されました。

● ボリュート断面積の回転方向分布表示機能において、舌部付近の取扱いが可能に

舌部付近のボリュート断面積の回転方向分布の表示機能が改善され、より高い性能を得ることができるようになりました。

● IBL形式への出力において、[m][mm][inch]の各単位の取扱いが可能に

TURBOdesign Voluteの計算結果出力における、IBL形式へのエクスポート機能において、データで扱う長さの単位としてメートル・ミリメートル・インチのいずれかを設定できるようになりました。

● 形状出力機能が強化され、角に丸みが付いた台形断面で出力形状の品質が向上

TURBOdesign Voluteの形状出力機能において、コーナーに丸みを付けた台形断面(trapezoidal cross section)の設定で出力された形状データの品質が改善されました。図は、台形断面指定でTURBOdesign Voluteで計算された結果形状を出力したものです。

リアルガス選択

▲ 図:コーナーに丸みを付けた台形断面指定で計算されたボリュート形状

● 出力ソリッドモデルの改善

出力するボリュート形状のソリッドモデルの品質を全般的に改善しました。

■ 過去のバージョンアップ新機能ハイライト

TURBOdesign Suite 6.1/6.2 新機能のハイライト (v6.2 2017年3月10日リリース)

TURBOdesign Suite 6.1/6.2 機能強化一覧

TURBOdesign Suite 6.1/6.2で新しく追加された機能および改善点をご紹介致します。

ターボ機械1D設計・子午面形状設計モジュール「TURBOdesign Pre」の機能拡張

  •  遠心コンプレッサ設計、ラジアルタービン設計にてReal Gasに対応
  •  遠心コンプレッサ設計にて性能マップ作成機能を追加

非粘性流れ3次元逆解法翼設計モジュール「TURBOdesign1」の機能拡張

  •  Python Scriptを使用したユーザー定義関数の作成機能
  •  子午面形状のGUI上でのパラメータ指定設計機能
  •  rVt*のGUI上での計算機能
  •  Python Scriptを使用したユーザー定義関数の作成機能
  •  GUI上でのPython Shellの実行機能(v6.2)

逆解法との連携による多目的最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」の機能拡張

  •  実験計画法(DoE)、応答曲面法(RSM)実行エンジンを搭載し、IsightなしでWorkflow4を実行可能に
  •  実験計画法(DoE)における感度解析機能
  •  TURBOdesign1で作成したユーザー定義関数を使用可能

<新モジュール>ANSYS Workbench用TURBOdesign統合モジュール「TURBOdesign WB」をリリース

  •  ANSYS Workbench上でTURBOdesign1により翼形状を自動作成してCFD実行まで実施可能に

既存設計モデルとの連携用形状変換・修正モジュール「TURBOdesign CAD」の機能拡張

  •  遠心型の翼形状を2次元翼に修正するAxial Filament機能を追加

<新モジュール>インペラ・ボリュート/スクロールのソリッドモデル作成CADモジュール「TURBOdesign 3DLab」をリリース

  •  TURBOdesign1出力のインペラデータからソリッド形状を素早く作成
  •  TURBOdesign Volute出力のボリュート/スクロールデータの水密性を改善し、ソリッド形状を作成

※ 各機能の詳細はこの後の各セクションをご覧下さい。

TURBOdesign Suiteのランチャー画面が新しくなります

TURBOdesign Suite起動画面

▲ TURBOdesign Suite 6.2のランチャー画面

ターボ機械1D設計・子午面形状設計「TURBOdesign Pre」の機能拡張

● 遠心コンプレッサ設計、ラジアルタービン設計にてReal Gasに対応

遠心コンプレッサ設計、ラジアルタービン設計でReal Gasが選択可能になります。

リアルガス選択

▲ 遠心コンプレッサ設計仕様設定画面

● 遠心コンプレッサ設計にて性能マップ作成機能を追加

遠心コンプレッサ設計で性能マップ作成機能が追加されます。

圧力比性能

▲ 圧力比性能

効率性能

▲ 効率性能

非粘性流れ3次元逆解法翼設計モジュール「TURBOdesign1」の機能拡張

● 子午面形状のGUI上でのパラメータ指定設計機能

子午面形状のパラメータ指定による設計がGUI上で出来るようになります。

パラメータ指定による子午面設定画面(New M2:遠心・斜流用)

▲ パラメータ指定による子午面設定画面(New M2:遠心・斜流用)

パラメータ指定による子午面設定画面(New M3:軸流用)

▲ パラメータ指定による子午面設定画面(New M3:軸流用)

● rVt*のGUI上での計算機能

別途計算が必要だったrVt*がGUI上で計算できるようになります。

Blade Loading設定ウィンドウ

▲ Blade Loading設定ウィンドウ

Blade Loading設定ウィンドウの右上にある"rVt* Calculator"ボタンを押すと機種選択画面が起動しますので、該当する機種を選択して仕様を入力すると、rVt*の値を計算できます。

機種選択画面

▲ 機種選択画面

Pump用rVt*計算画面

▲ Pump用rVt*計算画面

Compressor用rVt*計算画面

▲ Compressor用rVt*計算画面

● Python Scriptを使用したユーザー定義関数の作成機能

Python Scriptを使用して、ユーザー関数を作成する機能が追加されましす。ここで作成したユーザー関数はTURBOdesign Optimaにおいて最適化の目的関数として使用できます。この機能の実行にはTURBOdesign Optimaのライセンスが必要です。

Pythonによるユーザー関数定義例

▲ Pythonによるユーザー関数定義例

● GUI上でのPython Shellの実行機能(v6.2)

GUIウィンドウ上からPython Shellを起動し、処理を行うことが出来るようになりました。

Python Shellを使った静圧分布のプロット例

▲ Python Shellを使った静圧分布のプロット例

逆解法との連携による多目的最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」の機能拡張

● 実験計画法(DoE)、応答曲面法(RSM)実行エンジンを搭載し、IsightなしでWorkflow4を実行可能に

Workflow4を実行する際にIsightが必要でしたが、本バージョンでは実験計画法(DoE)と応答曲面法(RSM)の実行エンジンを追加搭載し、IsightなしでWorkflow4を実行できるようになります。

TURBOdesign OptimaのWorkflow4

▲ TURBOdesign OptimaのWorkflow4

● 実験計画法(DoE)における感度解析機能

実験計画法実行後に感度解析(Sensitivity Analysis)を実行することで、設計パラメータの絞込みができます。感度解析では、ランキング評価により影響度を-100~100で評価します。

感度解析結果画面

▲ 感度解析結果画面

● TURBOdesign1で追加したユーザー関数を目的関数に選択可能に

TURBOdesign1で作成したユーザー関数を最適化の目的関数として使用できます。

ユーザー関数選択画面

▲ ユーザー関数選択画面

ANSYS Workbench用TURBOdesign統合モジュール「TURBOdesign WB」

● ANSYS Workbench上でTURBOdesign1により翼形状を自動作成してCFD実行まで実施可能に

ANSYS Workbench上でTURBOdesign1を使用できるようになりました。v6.2では構造解析も組み込むことができるようになります。

TURBOdesign WB 設定後に作成されたANSYS Workbench 上のワークフロー

▲ TURBOdesign WB 設定後に作成されたANSYS Workbench 上のワークフロー

既存設計モデルとの連携用形状変換・修正モジュール「TURBOdesign CAD」の機能拡張

● 遠心型の翼形状を2次元翼に修正するAxial Filament機能を追加

TURBOdesign1で設計した遠心型の3次元の翼形状を2次元翼に修正するAxial Filament機能が追加されました。

Axial Filament Modificationの実行画面

▲ Axial Filament Modificationの実行画面

修正例

▲ 修正例

インペラ・ボリュート/スクロールのソリッドモデル作成CADモジュール「TURBOdesign 3DLab」

● TURBOdesign1出力のインペラデータからソリッド形状を素早く作成

ANSYS SpaceClaimをベースとしたソリッドモデル作成モジュールをリリースします。TURBOdesign1出力のgeoファイル(hub, shroud作成用)およびigesファイル(翼形状作成用)を読み込み、インペラのソリッド形状を作成します。

TURBOdesign 3DLab画面

▲ TURBOdesign 3DLab画面

● TURBOdesign Volute出力のボリュート/スクロールデータの水密性を改善し、ソリッド形状を作成

TURBOdesign Volute出力のigesファイルを読み込み、ヒーリング処理後ソリッド形状を作成します。

ボリュート/スクロールのソリッドモデル作成画面

▲ ボリュート/スクロールのソリッドモデル作成画面

TURBOdesign Suite 5.2.5 新機能のハイライト (2015年5月7日リリース)

TURBOdesign Suite 5.2.5 機能強化一覧

TURBOdesign Suite 5.2.5へのバージョンアップに伴い、新しく追加された機能および改善点をご紹介致します。

ターボ機械1D設計・子午面形状設計「TURBOdesign Pre」の機能拡張

  •  遠心ファンの設計項目の追加
  •  斜流ポンプの設計項目の追加

非粘性流れ3次元逆解法翼設計モジュール「TURBOdesign1」の機能拡張

  •  TURBOdesign CADの翼前縁および後縁の翼角度調整機能および今回追加された径方向フィラメント修正機能のScriptによる実行機能の追加
  •  子午面形状のパラメータ指定のMethod3の追加
  •  3Dそり線基準の翼厚さ指定方法の追加
  •  geoファイルからPro/Engineer用.iblファイルおよびNumeca用AutoGridファイルへのコンバータ追加
  •  geoファイルから各種メッシュおよびigesファイルへのScriptでのコンバート機能の追加

既存設計モデルとの連携用形状変換・修正モジュール「TURBOdesign CAD」の機能拡張

  •  径流タービン用の径方向フィラメント修正機能の追加

逆解法との連携による多目的最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」の機能拡張

  •  TURBOdesign1で追加されたMethod2およびMethod3の子午面形状のパラメータが使用可能に

※ 各機能の詳細はこの後の各セクションをご覧下さい。

ターボ機械1D設計・子午面形状設計「TURBOdesign Pre」の機能拡張

① 遠心ファンの設計項目の追加

遠心ファンの設計項目が追加されました。

遠心ファンの設計項目の追加

▲ 遠心ファン設計画面

② 斜流ポンプの設計項目の追加

斜流ポンプの設計項目が追加されました。

斜流ポンプの設計項目の追加

▲ 斜流ポンプ設計画面

非粘性流れ3次元逆解法翼設計モジュール「TURBOdesign1」の機能拡張

① 羽根修正機能のScript実行機能の追加

TURBOdesign CADのGUIで修正可能な翼前縁および後縁の翼角度調整機能および今回追加された径方向フィラメント修正機能を、TURBOdesign CADのGUIで設定ファイルを保存することで、Scriptにより実行できるようになりました。
また、前縁、後縁の修正のダイアログで、丸めの設定を保存、読み込み可能になりました。

羽根修正機能のScript実行機能の追加

▲ Leading and Trailing Edge Modificationのダイアログ

② 子午面形状のパラメータ指定のMethod3の追加

軸流用子午面形状のパラメータ指定Method3が追加されました。

子午面形状のパラメータ指定のMethod3の追加

▲ Method3の子午面形状パラメータ

③ 3Dそり線基準の翼厚さ指定の追加

3Dそり線基準で翼厚さを指定することができるようになりました。これにより、翼厚さの指定がより厳格になります。

3Dそり線基準の翼厚さ指定の追加

▲ Thickness Distributionのダイアログ

④ geoファイルからコンバートできるフォーマットの追加

geoファイルから以下のファイルへのコンバータが追加されました。

  (1) Pro/Engineerの.iblファイル

  (2) NumecaのAutoGridファイル


これらのファイルでは、チップクリアランスやStreamwiseおよびSpanwiseのカーブの数を指定することができます。

geoファイルからコンバートできるフォーマットの追加

▲ Convert geometryのダイアログ

⑤ Script実行でのgeoファイルコンバート

geoファイルから以下のファイルへのScriptでのコンバート機能の追加

  (1) TurboGrid

  (2) IGES Surface

  (3) es-Turbo

  (4) AutoGrid

既存設計モデルとの連携用形状変換・修正モジュール「TURBOdesign CAD」の機能拡張

① 径流タービン用の径方向フィラメント修正機能の追加

径流タービン用の径方向フィラメント修正機能が追加されました。この機能は、熱応力低減のため出口側を径方向に対してフィラメント形状に修正(Wrap Angle一定)します。

径流タービン用の径方向フィラメント修正機能の追加

▲ Wrap Angleの分布((a)修正なし、(b)出口側の径方向フィラメント修正)

② xyz座標指定の形状データからgeoファイルを作成

③ メモリ使用量の改善

逆解法との連携による多目的最適化設計モジュール「TURBOdesign Optima」の機能拡張

① 5.2.3で追加された子午面形状のパラメータ指定Method2の以下の種類が指定可能になりました。

  (1) Mixed flow pumps including pinch

  (2) compressors including splitter and pinch

  (3) radial inflow turbines


② 5.2.5で追加される子午面形状のパラメータ指定Method3が指定可能になりました。

稼働環境

Windows 32bit/64bit(Windows 7)