CFD(流体解析)可視化ポストプロセッサ FieldView -OpenFOAM、オープンソースにも対応-

FieldView 12.3 新機能のご紹介
(2010年6月4日国内リリース開始!)

2010年6月4日、FieldView 12.3を国内リリース開始致します。

FieldView 12.3の起動には、新しいライセンスパスワードは必要ありません。 保守契約締結中のユーザ様は、現在ご使用中のFieldView 12のライセンスパスワードをそのままご利用下さい。

FieldView 12.3の新機能

レーシングカー空力解析事例(Raven CFD / 2億要素)
Image courtesy of Corvid Technologies.
FieldView image Courtesy of Intelligent Light.

◆ ターボ機械、円筒形状の評価に適した円筒面展開
(Unrolled cylindrical Surface)表示の対応
◆ FieldView Parallel の起動を簡略化 (同一筐体内での実行) ◆ FieldView Parallel 時の効率確認機能の追加 ◆ バッチモード専用ライセンスを新設
(製品リリース後、対応予定機能)
◆ FVXでのPython 対応 ◆ Boundary Surfaceデータのみ読み込み機能 ◆ その他不具合修正


詳細

ターボ機械、円筒形状の評価に適した円筒面展開(Unrolled cylindrical Surface)表示の対応

本リリースより、FieldViewのターボ機械の計算結果可視化機能を充実させていきます。その1つ目の機能として、円筒断面展開表示機能が搭載されております。
こちらの機能は、円筒断面(Iso-Surface)をボタン1つで表示変更いたします。円筒断面として表示されている面をフラットな面として表示することで、ターボ機械においては、スパン方向や裏側の結果の評価を容易にします。また、本機能はターボ機械に特化した機能ではなく、図2.のような円筒形状の計算結果の可視化にも適用可能です。

タービン翼列可視化

図1. タービン翼列可視化


スタティックミキサ攪拌率

図2. スタティックミキサ攪拌率



FieldView Parallel の起動を簡略化 (同一筐体内での実行)

FieldView Parallelを手軽にご利用いただくために、私たちは追加料金をいただくことなく、4プロセス(1Master + 3Slave)までのご利用が標準ライセンスにて実行可能です。データ読み込み、サーフェス作成、サーフェス sweep などの操作演算で 2 倍以上のスピード性能を見込めます。当社計測比) また、これまではコマンドの起動により実行していたFIeldView Parallel用プロセスを図3のようなGUIメニューによる選択方法へ変更され、直接実行可能な形に本バージョンアップにて変更いたしました。

- Local basic parallel : 標準ライセンスにて稼動実行可能な4プロセスを起動
- Local licensed Parallel : 並列ライセンス(有償オプション)での実行可能*
* 起動プロセス数はマシンのCPU数により自動決定。


起動コマンドGUI例

図3. 起動コマンドGUI例

FieldView Parallel の16並列や32並列のライセンスをお持ちの場合でも、マシン環境が現在は最大8コアのため、最大8プロセスの起動となります。8並列時において、5倍程度のスピード向上が見込めます。(当社計測比)
クラスタリングマシン環境下にてFieldViewを実行させる場合は、これまで通りサーバ設定(Server Config)ファイルを作成して頂く必要がございます。前バージョンまでであれば、ほとんどのサーバ環境において、コマンドを入力し、実行させる必要がございましたが、本バージョンアップでは、クラスタリングマシン環境下において、以下に記載しております追加された設定項目を記述することで、コマンド実行の必要性はなくなります。 サーバ設定ファイルに追加された項目は以下の通りです。

- サーバマシンの並列環境指定 <standard / shared_mem_parallel / shmem / cluster_parallel / p4>
   ServerType: <name> [ default = standard ]
- サーバマシンとの通信のトンネリングに使用するTCP/IPのPort番号
   ServerPort: <num> [default = none ]
- 起動させる並列プロセス数 <ServerType = standard standardの際は無効>
   NumProc: <num> [ default = 4 ]
- マシンファイル(machines.LINUX)のファイル名 <サーバマシン並列環境が”cluster”または”p4”の場合>
   MachineFile: <filenema> [ default = machine.LINUX ]
- RemoteShellの指定追加 <rsh / ssh / plink *>
   RemoteShell: <rsh | ssh | plink> [ default = ssh ]
- クラスタ間の通信に使用するShellを指定する環境変数:RSH_COMMANDの指定 <rsh / ssh / plink* >
   P4_RSHCOMMAND: <rsh | ssh | plink > [ default = rsh (remsh for HP-UX) ]



FieldView Parallel 時の効率確認機能の追加

並列処理時に使用できる以下の2つの環境が追加されております。
FV_DEBUG_AUTOSTART = 1
こちらの機能は、FieldView Console Windowにサーバの通信ログ等のデバッグ情報を表示いたします。 サーバとの通信で接続できない場合等にこちらの情報を参照して頂くことで問題を明確にいたします。
FV_TIMING = 1
こちらの機能は、クライアント、並列プロセスのマスタープロセス、スレーブプロセスでのデータI/Oや、サーフェス描画に要する処理時間を表示・ベンチマークする機能です。これにより、FieldView Parallelを実行している環境において、パフォーマンスの確認にあたりどこに問題があるかを切り分けることが可能です。



バッチモード専用ライセンスを新設
(製品リリース後、対応予定機能)

FieldView Script や FVXをバッチモードで実行するには、通常のライセンスを利用しておりましたが、バッチ実行専用のライセンスが新設され、フルパワーライセンスに比べ、低価格でご提供いたします。価格につきまして、詳しくは弊社営業部までお問い合わせ下さい。
バッチ専用ライセンスを追加導入頂くことで、FVX / FV Scriptを用いた自動実行処理での運用を加速し、1ジョブあたりの工数・運用コストの削減を実現します。このバッチ専用ライセンスについては、FieldView Parallelとの併用も可能です。FieldView Parallelの効率は8並列時5倍速(当社計測比)の速度向上が見込めます。
バッチ専用ライセンスをご利用の際は、起動時に専用の引数「-fvb」 をつけ、起動してください。FVXやFV Scriptと併用した場合、以下のようなコマンドになります。
● FV Script による実行: fv –fvb –s my_script.scr
● FVXによる実行 : fv –fvb –fvx my_program.fvx
※本機能は、バージョン12.3においてWindowsは動作しません。



バッチモード専用ライセンスを新設



FVXでのPython 対応

日本語処理にも対応しておりますプログラミング言語’Python’によるFVXの実行が全OS環境で対応いたしました。
FieldView 12.3インストールモジュールにて、Python (2.6.4) をインストールできるように同梱されております。既にPythonをインストールされている環境であれば、追加インストールして頂く必要はございません。但し、稼動確認の取れておりますPythonのバージョンは、2.x 及び3.xです。Pythonの機能について、特に制限事項はございませんが、詳しい設定方法や使い方につきましては、リファレンスマニュアルをご参照下さい。



Boundary Surfaceデータのみ読み込み機能

FieldView Unstructuredフォーマットの場合に限り、Boundary Surfaceのみのデータ読み込みを実現しました。また、FLUENTやLS-DYNAをはじめとした非構造格子系のダイレクトリーダでも利用可能です。
境界面データのみ読み込み時間は、形状全体の読み込み時間と比較し、平均で1/15~1/20の時間で読み込めます。 FieldView Parallelとの併用も可能であり、FVXやRestart Fileも完全にサポートされております。


Boundary Surfaceデータのみ読み込み機能



その他の重要な改善項目

“{FV_HOME}/data/colormap” ディレクトリに新しいカラー分布定義のファイルを追加しました。

“{FV_HOME}/sconfig” ディレクトリのテンプレートファイルを機能更新に伴い、更新しました。

グリッド数の上限をこれまでの3000ブロックから、10000ブロックへ上限を拡張しました。

Pratt & Whitney共通ファイルフォーマットのダイレクトリーダがWindows上でサポートされます。

OVERFLOW-2(米国内限定ソルバです。)の結果ファイルをダイレクトリーダにて対応いたしました。

非定常計算時における各Time Stepで要素・節点数が変化するケース(アダプティブ法などによる変化)に対応しました。但しこの場合に使用する “.fvbnd”ファイルについては、各Time Stepで必要です。

2D Plot (グラフ)表示している際にDynamic Clippingを利用するとプロットエリアが残る不具合が解消されました。

FORTRAN Unformattedにおけるレコード長を凡そ666MBまで拡張されております。

非定常計算時のSweep処理やリスタートファイル読み込みの際、カラーマップの色分布が逆転してしまうなどの不具合が解消されました。

ローカル環境・リモート環境とも大規模データの結果ファイルについて、ファイル読み込み時のファイルブラウザ上でファイル名が表示されない不具合を解消しました。

非構造格子での境界面における要素を持たない節点の表示に関する不具合を解消しました。

多面体セル(ポリヘドラルメッシュ等)において取り扱える頂点数の上限を超えた場合のエラー処理を改善いたしました。

Solaris 10上で発生します“EWOULDBLOCK socket”エラーに関する不具合を解消しました。

FieldView Parallel時のデータ抽出機能におけるエラー処理を改善いたしました。


お問合せ先 株式会社ヴァイナス 営業部

対応ソルバ

  • 株式会社数値フローデザインは「NuFD/FrontFlow Red」を用いた、 燃焼流、混相流等の数値流体解析の受託解析、受託開発サービスの提供およびソフトウェアの販売を行っています。
  • 次世代流体解析ソフトウェア NuFD/ FrontFlow Red 従来予測設計が困難であった燃焼流・混相流などの複雑系の数値予測を実用化
  • 株式会社数値フローデザイン カスタマイズ開発・ライセンス販売・サポート
  • 株式会社ファームフロー OpenFOAMベースの数値流体解析(CFD)サービス、流体コンサルティングはお任せください。
  • 株式会社ファームフロー OpenFOAMベースの数値流体解析(CFD)サービス、流体コンサルティングはお任せください。
  • 株式会社ファームフロー 数値解析サービス 総合コンサルティング ライセンス販売サポート
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