CFD(流体解析)インテリジェント・ポストプロセッサ FieldView

FieldView 12.2 新機能のご紹介
(2009年11月16日国内リリース開始!)

FieldView 12.2の新機能

2009年11月16日
FieldView 12.2を国内リリース開始致しました。

FieldView 12.2の起動には、新しいライセンスパスワードは必要ありません。 保守契約締結中のユーザ様は、現在ご使用中のFieldView 12のライセンスパスワードをそのままご利用下さい。

◆ FieldView Parallel
◆ 標準ライセンスで 4 並列(1 Master + 3 Slave) 処理対応
◆ FLUENT での対応状況
◆ その他の汎用ソルバでの対応状況
◆ Plug-in Tool Kit のFieldView Parallel対応
◆ FVX Utility追加によるFVX の機能向上
◆ FVX での “handle” 値の強化
◆ FV Script を使った視点制御が可能に
◆ 2 次元データを押し出し 3 次元データ化
◆ データ処理演算の改善
◆ その他の重要な改善項目


詳細

FieldView Parallel

今回のリリースで、FieldView Parallelの機能が、全OS環境に対応しました。ハードウエアとOS環境、Parallel機能互換のデータセット、そしてParallel Readerとなります。64bitと32bitの Linuxに加えて、HP-UX、Windows 64bit環境や最新のWindows HPC Server 2008でも稼動可能です。詳細な対応プラットフォームについては、こちらをご参照ください。

FieldView Parallelイメージ


標準ライセンスで 4 並列(1 Master + 3 Slave)
処理対応

FieldView Parallel を手軽にご利用いただくために、私たちは追加料金をいただくことなく、 3プロセスまでのご利用を標準ライセンスにて認めております。皆様のほとんどのケースで、データ読み込み、サーフェス作成、サーフェス sweepなどの操作演算で 3倍以上のスピード性能を発揮されます。FieldView Parallelをローカルマシン内で構築する場合、設定ファイルを1行追加するだけでご利用いただけます。

標準ライセンスで 4 並列(1 Master + 3 Slave)処理対応、FLUENTでの対応状況、FLUENTでの対応状況


FLUENTでの対応状況

ほとんどの商用ソルバでは、 FieldView Parallel 機能互換の FV-UNSファイルを出力することが可能です。Intelligent Light社により配布している 最新のFLUENT schemeファイルではマルチグリッドデータの簡単にエクスポートすることができます。右側の図のように、FLUENTのデータセットはschemeファイルを使い、これまで 3つの別々の経路をたどってエクスポートされてきました。


その他の汎用ソルバでの対応状況

STAR-CCM+ や STAR-CD (CD-Adapco) ,AcuSolve (ACUSIM), CFD++(Metacomp Technologies)といった他のソルバでは、マルチグリッドファイルをシングルグリッドの状態で出力いただけます。そして、FrontFlow/Blueなどのコードでは分割ファイルの形でフォーマット出力いただけますので、FieldView Parallelの機能を最大限にご活用いただけます。


Plug-in Tool Kit のFieldView Parallel対応

さらに、今回私たちは シングルファイルに格納されたマルチグリッドデータと非構造格子のデータやPLOT3Dのような構造格子のデータに対しての分割ファイルを配布しております。そして内製のソルバに対しても、Toolkitをご利用いただくことで、シングルファイル型マルチグリッドデータと分割ファイルのデータセットを読み込むことができます。もし、既にプラグインリーダを開発されているようであれば、Parallel機能のサポートがご利用いただけることや、現在ご利用のreader修正も軽微にとどまることで、ご満足されるかと思います。


Plug-in Tool Kit のFieldView Parallel対応


FVX Utility追加によるFVXの機能向上

今回のバージョンから便利な FVXインターフェースが加わりました。ツールバーのメニューから[Tools]を選択すると FVX Utilityが表示されます。このなかには、これまでのバージョンで同梱されていた FVX事例サンプルへのショートカットが加わっています。これらの幾つかは(下の図)Streamline の開放点の配置法に関わるものです。この メニューに表示される FVX スクリプトは、*.fvxtファイルに記述し、FVXディレクトリに格納することによって、毎回アクセスできるようにカスタマイズできます。

FVX Utility追加によるFVX の機能向上イメージ


FVX での“handle”値の強化

これまでの FieldViewバージョンでは、もし、サーフェス、レイク、アノテーションを対話的に作成した場合、もしくは、Restart FileやFV Scriptによって作成した場合、これらの対象オブジェクトは FVXにアクセスできない(修正されることなく、クエリー処理、削除もできない)仕様になっています。FVX側で作成した"handle"利用の制限を解決するために 2つの新たなコマンドが加わりました。1つ目は、"get_current_object_handle"で、このコマンドはカレントオブジェクトのhandle値を返すことができます。もう1つは、get_all_object_handlesで、このコマンドは対象となるhandleすべてを含んだtableを返します。たとえば、surface, rake, annotation などの任意dataset内のすべてのオブジェクトです。この機能追加によって現状のFV Script, Restart Fileを使った処理を FVXで一括利用できることになるはずです。

FVX での“handle”値の強化、FV Scriptを使った視点制御が可能に


FV Scriptを使った視点制御が可能に

Center, Reset, Align, Perspectiveなどの設定に加えて outline, axisマーカー表示などのすべての描画視点制御がFV Scriptから行えるようになりました。この機能が加わったことによって、初期段階でRestart FileによるView設定保存なしに、任意の View設定で画像を保存できるようになりました。左側にイラストにあるようにoutline設定が"ON"になった状態でデータセット読み込みを行っています。この絵では、ファンのboundary surfaceを描画していますが、とても見づらくなっています。最初にoutline設定を"OFF" にし、CENTERコマンドでデータを中央に再表示しています。このことにより、ファンの各翼はとても見やすくなります。最後にファンの各翼はView設定の事前のalign設定で、描画スクリーンの法線方向に整列表示させることができます。これらのView制御Scriptと、PRINT文などのような既存のScriptと組み合わせることによってユーザの求める画像作成を完全に自動で行えます。

2次元データを押し出し 3次元データ化

FieldViewの以前までのバージョンでは、2次元データセットを利用している場合、2D plotやpoint probeの機能が使えませんでした。この問題を解決するために、新バージョンでは2次元のデータセットをデータ平面の法線方向に押し出すことによって3次元データを作成することができるようになりました。この押し出し機能については、通常のFV-UNSデータに加えて、FLUENT, CFD++, NPARC/WINDなどの汎用ソルバ由来のFV-UNS含む、すべてのFV-UNSデータに対応しています。右側の図にあるような、この押し出し方向への厚さはDataset Scaleの設定によって制御可能です。


2次元データを押し出し 3次元データ化

データ処理演算の改善

任意多面体セルに対するデータ補間に多くの改善、修正が加わりました。その結果、座標軸方向投影面にできてしまう穴、とりわけ六面体ベースで作られた多面体にできる穴ができないようになりました。これらのデータ補間処理の改善、修正によって、Streamline作成時の開放点位置精度や流跡線演算処理も改善されるようになりました。その他、平面分割の時の、勾配演算(gradient) 、発散演算(divergence),回転演算(curl)などの特殊な微分処理によって、これまで演算初期で生じていたStreamlineの途切れも改善されるようになりました。

データ処理演算の改善

その他の重要な改善項目

これまでにStreamlineの演算にあたって、長い時間を要するようであったり、FieldViewのコンソールウインドウ画面において、開放粒子の発生数が"maximum 10000 step limit"を超える旨のメッセージがでてきたりするようであれば、今回のFieldViewリリースでこの問題は解決されています。

Intel CPUベースのMAC OS X 10.5.x(Leopard)もしくは、それ以上のバージョンにおいて64bitサーバはデフォルトでサポート対象になります。

Dynamic Clipping を行う際に、非構造格子のboundary surface上のシェーディング処理で不具合が見られましたが、今回修正されました。シェーディングの不連続性に係るこの問題は積分処理にも影響していましたが、こちらも今回修正されました。

ユーザ定義のGUIパネルからFVX の"delete"コマンドが使えるような機能が実装されました。

Boundary Surface上で、特定のcell座標系定義において、FieldViewとFieldView Parallelの間で取り扱いの相違がありましたが、今回この不具合は解消されました。

非構造のデータセットをFieldView Parallelの分割ファイルで読み込む際に、幾つかの不具合がありましたが、解消されました。

FieldView Parallelを利用中に、ベクトルのディスプレイ設定でUniform Samplingを選択した場合に深刻な不具合がありましたが、解消されました。

古い FieldView バージョンで問題なく読み込みができていたGrid とResult Fileのsplitデータタイプで問題がありましたが、解消されました。

UNIXやLINUX環境において、ファイルのパーミッション初期設定を、よりセキュアの状態に改定しました。

FieldView 12.1リリース時点での、非定常データの最適化処理に欠陥がありましたが、今回のリリースで解消されました(indavertently)。このことで非定常解析のポスト処理がスピードアップされました。

" EFAULT: Bad address"というメッセージが表示され、システム側が "不当なポインタアドレス(invalid pointer address)" 読み込みを検出する不具合について、解消されました。

Vortex Coreの生成演算の際に、"fetch_element"(CPU がメモリから命令を抽出する処理)に関するメッセージが出力されてましたが、解消されました。


その他の重要な改善項目

お問合せ先 株式会社ヴァイナス 営業部

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